超高齢化社会を迎えたわが国では、今後も非感染性疾患(Non-communicable diseases: NCDs)に対する医療ニーズのさらなる高まりが予測されています。こうしたニーズに応えるため、私たちは真の医療専門家を育成し、地域医療の発展に寄与することを重要な使命と考えています。
当科では、下垂体・甲状腺・副甲状腺・副腎・性腺など、全身の内分泌臓器に関わる疾患に加え、糖尿病、高血圧、脂質異常症、骨代謝疾患など、多岐にわたる内分泌・代謝疾患を幅広く診療しています。内分泌疾患に関しては、各種負荷試験を毎週実施するほど症例数に恵まれており、甲状腺穿刺吸引細胞診や副腎静脈サンプリングも当科で独自に行うことで、確定診断まで完結できる体制を整えています。
糖尿病診療においては、慢性合併症の発症予防や進行抑制を見据えた日々の血糖管理はもちろん、高血糖緊急症などの急性合併症においても全国有数の症例数を有しています。さらに、インスリンポンプや持続血糖モニターなどの先進的医療機器を早期に導入し、多職種によるチーム医療を実践しながら、一人ひとりの状況に応じた最適な治療を提供しています。
これらの取り組みにより、埼玉県内のみならず県外からも専門的医療を求めて多くの方々が来院されており、内分泌・糖尿病・代謝疾患をバランスよく経験できる、専門的スキルの習得に最適な環境が整っていると自負しています。
また、当科では研究活動にも力を注いでおり、学会発表や英文誌への報告(ケースレポートを含む)を積極的に行うことで、リサーチマインドの醸成を推進しています。教科書やマニュアルには載っていない新たな発見に出会う喜びを、ぜひ私たちと共有していただきたいと考えています。
将来の医療を担う多くの若い先生方をお迎えできることを、心より楽しみにしております。