2019年11月2日(土)・3日(日)、海運クラブ(永田町)で行われた第17回1型糖尿病研究会において、里村敦助教が「優秀賞」を受賞いたしました。

里村先生は、「インスリンペプチド特異的T細胞反応陽性のKetosis-prone type 2 diabetes患者における患者背景の検討」と題してKetosis-prone type 2 diabetes(以下、KPD)の臨床像について報告しました(発表時の様子)。

KPDは体重増加を契機にケトーシスの発症を繰り返す糖尿病です。単純糖質の過剰摂取歴がないことから、ソフトドリンクケトーシスとは異なる病態の関与が示唆されますが、その詳細は不明です。

私たちは免疫学的手法を用いてKPDの病態解明を試みています。里村先生の演題はKPDの免疫学的な発症機序の解明につながる優れた内容であったことが高く評価され、優秀賞の受賞に繋がったものと思われました。今後、さらなる研究の進展に期待したいと思います。

里村先生、おめでとうございます。