2024年3月27日(水)、栗原進教授のご退任ならびに客員教授ご就任祝賀会、ならびに水谷元助教の送別会を開催いたしました。

はじめに島田教授より開会のご挨拶をいただきました。

島田先生は水谷先生の緻密さについて触れられ、その緻密さ故に多くの貴重な症例報告を行い、臨床研究でも大きな成果を上げてこられたことを高く評価されました。

続いて井上郁夫教授より乾杯のご挨拶をいただきました。栗原先生も水谷先生も一般人としての人生経験があり、その経験を活かして医療人としてさらに大きな飛躍が期待されることをお話いただきました。

 

皆さんと一緒に歓談の楽しい一時を過ごしました。

会の途中で水谷先生からご挨拶をいただきました。

水谷先生は2015年に当科に入局し、内分泌・糖尿病・代謝疾患領域の臨床・研究について研鑽を積んでこられました。

当科で糖尿病はもとより大変多くの内分泌症例を経験されました。最近では、非常に稀なACTH産生褐色細胞腫の症例を英文にまとめられ、リサーチセンスを有する臨床医として大きく成長されました。今後は内分泌・糖尿病・代謝疾患領域の専門家としてのアイデンティティを持ちつつ、一般内科医として地域の医療を支える重要な役割を担っていかれる予定です。

続いて栗原進先生にご挨拶いただきました。

栗原先生は埼玉医科大学国際医療センター内分泌内科・糖尿病内科教授ならびに同診療部長として本学の内分泌・糖尿病内科グループを牽引し、臨床・研究・教育のさらなるレベルアップにご尽力いただきました。この度、定年を迎えられたことにより今年度で本職をご退任されますが、4月からは本学客員教授として引き続き我々医局員を御指導いただけることになりました。

島田先生からは、これまでの質の高い臨床や研究に加えて、患者教育やメディカルスタフの育成にも大きく貢献されてきたことをご紹介いただきました。

栗原先生からは、大学病院における当科の重要な役割として、他科からのコンサルティングによる周術期や担癌患者の全身管理を挙げられました。そして、後輩の先生方に向けて、毛呂だけでなく日高でも臨床経験を積み、さらに臨床能力に磨きをかけることの重要性をお話いただきました。

最後に一色政志教授から結びのご挨拶をいただきました。一色先生からは、2024年の干支である「甲辰(きのえ・たつ)」は、古来より大きな成長を誘う年になることが言い伝えられていることから、今年はお二人の先生方のさらなるご活躍と当科医局の益々の発展が期待されるとの力強いお言葉をいただきました。

栗原先生、これまでいろいろと御指導いただきまして誠にありがとうございました。今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。

そして、水谷先生、これまでの9年間大変お疲れさまでした。教室員一同、水谷先生の益々のご活躍をお祈り申し上げます。