2020年1月18日(土)、パシフィコ横浜会議センターにて第57回 日本糖尿病学会関東甲信越地方会が開催されました。

当日は、朝から天気が悪く、日中はみぞれ交じりの雪も降っていましたが、多くの医療従事者が参加され、大変盛況な会となりました。

当科からは髙木荘太郎助教、鈴木誠也助教、柳澤慎之介助教が口頭発表に臨みました。

 

髙木先生は、「SGLT2阻害薬内服中に正常血糖ケトーシスを来たした1型糖尿病の1例」を報告し、シックディ時の対応の重要性について述べました。

鈴木先生は、「ニボルマブの長期投与経過中に劇症1型糖尿病を発症した1例」を報告し、ニボルマブの増量が劇症1型糖尿病の発症に繋がった可能性を提唱しました。

柳澤先生は、「糖尿病性ケトアシドーシス(DKA)治療中に横紋筋融解症を発症した1例」を報告し、DKA治療中の浸透圧の変化が横紋筋融解症の発症に寄与した可能性を示しました。

いずれの発表も多くの質問をいただき、大変白熱した議論が繰り広げられました。

 

島田教授は教育セミナー「糖尿病診療で遭遇する疑問のQ&A」において「GAD抗体陽性インスリン非依存糖尿病患者の治療ーインスリンは必要か?」と題し、インスリン非依存状態にある緩徐進行1型糖尿病に対する治療アプローチの最近の考え方を紹介されました。

発表された先生方、どうもお疲れ様でした。

来年は蒲田で開催されます。次回も医局としてアクティブに学会に臨みたいと思います!