2019年3月6日(水)、坂戸グランドホテルWINにて第17回 埼玉西北部糖尿病セミナーが開催されました。

本セミナーは埼玉県西北部エリアにおける糖尿病を中心とした病診連携の会です。今回は一般演題として当院から2名の医師が発表しました。

はじめに内分泌・糖尿病内科OBの野口雄一先生(のぐち内科クリニック院長)が開会の辞を述べられました。

続いて研修医2年目の柳澤慎之介医師が、「シベンゾリンによる増悪が疑われた反応性低血糖の一例」を発表しました。

柳澤先生は4月に内分泌・糖尿病内科に入局する予定であり、本日はプレデビューに相応しい場となりました。とても2年目とは思えないくらい、落ち着いて発表していました。

次に専修医の引間雄介助教が、「レセプトデータにおけるビグアナイド薬と乳酸アシドーシスとの関係」について発表しました。9万例に及ぶビッグデータを用いた臨床研究の解析結果であり、その内容は臨床的にとても重要で大変興味深いものでした。

特別講演では、関西医科大学内科学第二講座主任教授の塩島一郎先生から「糖尿病と心不全」についてご講演いただきました。心筋におけるインスリンシグナルの意義、SGLT2阻害薬による心・腎保護効果のメカニズムなど、大変ホットな話題をわかりやすくお話いただきました。

懇親会では、柳澤守文先生(さつき内科クリニック院長)から乾杯のご発声を賜り、大変和やかな雰囲気の中、情報交換が行われました。

顔の見える連携の場として今回も大変有意義な研究会となりました。次回の開催も今からとても楽しみです。