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1型糖尿病グループ

1型糖尿病は、主として自己免疫によってβ細胞の傷害が進行し、絶対的なインスリン欠乏状態に陥ってしまう糖尿病です。一般的に小児を含む比較的若い世代に発症し、一生涯にわたってインスリン治療を続けていく必要があります。インスリン製剤や周辺機器の進歩によって近年では良好な血糖コントロールを目指すことが可能となりましたが、1型糖尿病の完治への道のりはまだまだ遠い状況です。私たちは「免疫療法による1型糖尿病の完治」をテーマとして掲げ、以下の研究を進めています。1型糖尿病の完治を共に目指す若い医師たちの仲間入りを心より歓迎いたします。


①1型糖尿病の病態の評価 1型糖尿病の多くは、膵島関連抗原に対する細胞性免疫が関わっています。私たちは、ELISPOT法を用いて様々な抗原に対する細胞性免疫応答の検出システムを確立しました。現在、多くの糖尿病患者の末梢血を用いて免疫学的病態の解析を進めており、得られたデータは1型糖尿病に対する免疫療法を計画する際の基礎的資料として利用する予定です。


②BCGワクチン療法の有用性に関する検討 結核予防の目的で用いられるBCGワクチンが1型糖尿病における自己免疫応答の制御に効果的である可能性が海外で報告されています。私たちはBCGワクチン療法による1型糖尿病の完治の可能性を探るべく、糖尿病患者を対象としたパイロット研究を立ち上げました。


③劇症1型糖尿病の病態の解明 1型糖尿病には日の単位で急激な発症をみる劇症1型糖尿病があります。その病態には不明な点が多く、発症の予知や予防、治療に繋がるような基礎的検討を進めていく必要があります。私たちは劇症1型糖尿病の臨床的表現型に近い遺伝子改変マウスを発見し報告しました。現在、このマウスを劇症1型糖尿病のモデル動物として活用し、病態の解析を進めています。


④Ketosis-prone diabetes(KPD)の病態の解明 KPDは体重増加を契機にケトーシスの発症を繰り返す糖尿病です。単純糖質の過剰摂取歴がないことから、ソフトドリンクケトーシスとは異なる病態の関与が示唆されますが、その詳細は不明です。私たちは免疫学的手法を用いてKPDの病態解明を試みています。

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