研究グループ | RESEARCH GROUPS

内分泌グループ
内分泌疾患は脳下垂体、副甲状腺、甲状腺、副腎などにおけるホルモンの過剰や不足、あるいは内分泌組織の炎症や腫瘍などによって多彩な病態を呈する病気です。例えば、脳下垂体では先端巨大症、クッシング病、プロラクチノーマ、下垂体機能低下症、尿崩症など、副甲状腺では機能亢進・低下症、甲状腺ではバセドウ病・橋本病や甲状腺腫瘍、副腎では原発性アルドステロン症、クッシング症候群、褐色細胞腫などが含まれます。これらの疾患はしばしば他疾患とも関連しており、他科と連携して正しく診断することで適切な治療をすることが可能になります。
内分泌グループではこれら幅広い疾患に対して診療を行い、新たな治療や臨床・基礎研究にも積極的に取り組んでおります。例えば、二次性高血圧として頻度の高い原発性アルドステロン症の機能と局在を確実に評価・診断する技術の向上には特に力を入れています。また、甲状腺がんの診断のための検査である甲状腺穿刺吸引細胞診などのデータをもとに、甲状腺がんの臨床的特性についての調査もしています。さらに、培養細胞などで細胞内シグナルを解析して内分泌疾患の病態を解析するシステムも完備しています。
専門医や学位取得をめざす研修医の先生にも満足してもらえる医療・研修環境を提供することが可能です。内分泌代謝疾患に関するご紹介・お問い合わせも広く受け付けていますので遠慮なくご相談ください。