研究グループ  |  RESEARCH GROUPS

脂質グループ

我々は、脂質代謝の臨床的・基礎的研究を行っています。池上講師は最近冠動脈CTによりPCSK9阻害薬による冠動脈石灰化抑制作用(IkegamiY, InoueI et al. npj Aging and Mechanisms of Disease:4, 2018)を報告し国内外から注目され、今後in vitroで血管壁におけるPCSK9とCa代謝の関わりについて研究を開始する予定です。


また、以前から我々は「脂質異常症または高脂血症の表現型を簡易的に分類または判定する方法」(特開2013-234981)、「リポ蛋白質の粒子径の決定法及びリポ蛋白質の粒子マーカ」(特開2013-205411)、「粥状動脈硬化による心筋梗塞や脳梗塞のリスクが高いと判断する易酸化性VLDLおよび易酸化性LDLの簡便な測定方法および測定装置」(特願2018-077994)、以上の特許を取得し、これを応用してきました。平成27、28年度には、医療系ものづくり産業埼玉プロジェクト「事業名:心筋梗塞の予防・治療に役立つ悪玉LDL(コレステロール)自動測定装置」の予算を頂き、来年度にはこの新たな測定装置が完成し臨床応用する予定です。


基礎的研究としては、PPARgammaの新たなスプライシングバリアント(Pparg1sv)であるExonCを同定し、それが時計遺伝子のBMAL1/CLOCKとかかわり(Takahashi S, Inoue I, et al. J AtherosclerThromb 17:73-83, 2010)、さらにはPparg1svが脂肪組織に特異的に発現しており主に脂肪細胞分化誘導に関わることをin vitroで証明してきました(Takenaka Y, Inoue I, et al. PLoS One 8:e65583, 2013)。そして、ExonAあるいはExonCの特異的プロモーターノックアウト(KO)マウスと脂肪組織特異的ExonC特異的プロモーター欠失マウス(adipocyte-specific conditional gene KO mouse)を樹立しました。ExonA KOマウスは胎生致死であることを証明し、現在胎盤機能不全の機序を解明しています。また、ExonC KOマウスについては、日本医科大学生理学教室の竹中助教との共同研究で、PPARgammaと免疫機能への関与について検討しその生理的意義を研究しています。


その他、本学生化学教室との共同研究として、腸管におけるコレステロール輸送の重要性(Nakano T, Inoue I, et al. PLoS ONE 11: e0152207, 2016)とABCG5/8に作用する新たな薬剤探索、腸内細菌叢をかえることによる酪酸菌による脂肪肝改善効果(Seo M, Inoue I, et al. Dig Dis Sci 58:3534-44, 2013)などもそれぞれ発展させていく予定です。

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